もりたの池碑

モリタノイケヒ

■碑文

(表)
もりたの池
先代岩雄氏は、新潟県の人、明治初年単身渡道勤倹努力亀田村に農場を開き、ついで澱粉製造、製氷の業を創始する等開発公益の増進に貢献した功により、北海道拓殖功労者として表彰された。
守田武雄氏先志を継いで公共の発展に力を尽し、亀田村議会議長として村政に参画特に教育文化社会福祉振興に奉仕の誠を示した。昭和四十六年この地に函館圏流通センター建設の議起るや率先地域住民を説いて建設推進に尽力、また流通センター開設に際しては所有の池を市民のための憩いの場として寄付された。
ここにわれら父子二代にわたる推譲の美徳をたたえ もりたの池 と名づけて遺風を後世に伝える。
建立有志会一同

(裏)
昭和51年9月建之
太田鶴堂書

■解説

1976(昭和51)年10月18日建立。

■参考文献

「いしぶみ」(函館市役所土木部公園緑地課 1983年)

大エリア 函館市
小エリア 北部地区
所在地北海道函館市西桔梗町589-139(もりたの池)
制作時代
主題時代
カテゴリ 碑・像