八雲神社碑
ヤクモジンジャヒ
■碑文
(表)
熱田神宮分宮 八雲神社
本社熱田神宮は、伊勢神宮につぐ別格尊貴の勅裁社として、国民等しく敬仰する大社で、当八雲神社は、明治廿年三月廿三日、御分霊奉遷鎭斉、日本国内只一社の熱田神宮分宮となる。茲、原始の山野に明治十一年八月一日、十五戸、単身者十名が鍬を下し幾年月、望郷の心は故郷の大社、熱田神宮に集まり八雲町開基の父、従一位徳川慶勝卿、勅許請願の運びとなり、明治天皇の御裁可を仰いで御分霊の儀実現、移住開拓魂のよりところ、八雲鎭守の御社として稜威あまねく今日に至る。
(裏)
昭和六十年六月 奉納 責任役員 服部レヱ
施工 森組
原石寄進 菊地清一
■参考文献
2001『八雲町の石碑と像』高木崇世芝 編(非売品)