国道227号から、約3.5キロ山に入った国有林の山頂に、ゴヨウマツ自生林があります。
本州の山地にはどこでも見られるゴヨウマツですが、北海道中部以北日本海側には見られません。北海道では厚沢部川流域と日高管内の元浦川や幌満川流域に分布しています。
鶉川上流の一帯は、北海道の日本海側の自生地として重要です。そのため、ゴヨウマツの自生北限地帯として、昭和3年(1928)2月7日内務省告示によって天然記念物に指定されました。
ゴヨウマツは鶉川上流右岸の標高400mから800mの険しい尾根状に分布しており、谷底の林道からその姿を遠望することができます。