※2020年現在、道道999号線(美利河二股自然休養村線)は通行止めとなっていますので、奥美利河温泉方面へ行くことはできません。
■解説
※急崖で危険なため一般の立ち入りは禁止されています。
奥美利河温泉の手前約50m付近に「底なしの湯壺」と呼ばれる洞窟のあることが以前から知られていた。1993年に内部を調査した結果、鍾乳石・石筍・石柱などの生成物が見られ、鍾乳洞であることが判明した。また、この洞窟は下部に35度前後の温水プールがあり、この温水と隣の奥美利河温泉のpH値や成分を比較した結果、ほとんど同じであることがわかった。
以上のことから、この鍾乳洞は奥美利河温泉の温泉水によって形成されたと考えられており、温水によってできた鍾乳洞(カルスト地形)としては日本で初めて発見されたものとされている。
■参考文献
北海道檜山北高等学校 1999年『北海道檜山北部-地域の自然と歴史・文化』