伊能忠敬北海道最初の測量地

イノウタダタカホッカイドウサイショノソクリョウチ

伊能忠敬北海道最初の測量地

■碑文

伊能忠敬北海道最初の測量地

五月二十八日 新暦七月十九日
土用 朝五つ迄曇る 夫より晴天江戸出立後の上天気なり 併し山々白雲おほし 箱館山に登て所々の方位を測 夜も晴測量……
寛政十二年 一八〇〇年
伊能忠敬測量日誌より

昭和三十二年四月 函館市

■解説

伊能忠敬は、箱館を出発点として東海岸から根室まで、蝦夷地の実測を行った。その起点が函館山であったことを記念して、1957年(昭和32年)4月、函館市が函館山山頂展望台の側壁に石板・肖像ブロンズを嵌め込んで設置し た。
なお、現在、新たな記録の発見により、北海道の測量の起点は、福島町吉岡とされている。同町は伊能忠敬の没後200年を記念して、伊能忠敬北海道測量開始記念公園を整備し、園内に伊能忠敬像(彫刻家酒井道久製作)を設置、2018年(平成30年)4月27には公園の竣工式と銅像除幕式が行われた。

■参考文献

「いしぶみ」西部編(函館市役所土木部公園緑地課 1982年) 、「函館市史資料集」第46集(函館市史編纂委員会)、「北海道建設新聞」2018年5月2日

大エリア 函館市
小エリア 西部地区
所在地函館山山頂展望台側壁
制作時代 昭和
主題時代 近世
カテゴリ 歴史, 碑・像
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