茅部の鯡供養塔カヤベノニシンクヨウトウ 森町一帯は江戸時代から良好な漁場として栄え、茅部場所と呼ばれる漁業交易地でした。宝暦年間、茅部場所では鰊の大豊漁が続きましたが、当時は身欠ニシンや丸干しニシンといった食用の製品加工しか行われておらず、処理が追い付かない大量の鰊が土中に埋められ廃棄されました。宝暦七年、これに心を痛めた漁民一同によって、鰊の霊を供養するため、この碑が建立されました。