武藤善友歌碑
ムトウゼンユウカヒ
■碑文
(石柱・表)
武藤善友歌碑
(石柱・裏)
平成十四年七月二十三日 北海道アララギ会員 建立 並びに有志一同 中村朝山謹書
(石碑・表)
山の手の 町に日のくれ 鳴りひびく キリストの鐘 仏教の鐘 善友
(石碑・裏)
清く澄んで 調べ高い 先生の歌を 永久にたたえる 昭和四十六年七月二十五日建立 北海道アララギ会 会員並に有志一同
■解説
武藤善友(ぜんゆう 1900年~1971年、秋田県生まれ)は、昭和7年(1932年)から慈教寺(現北斗市)住職を経て、昭和11年(1936年)からは称名寺の住職を務めた。大正8年(1919年)、「アララギ」に入会して、創作活動を続け、昭和6年(1931年)に「北海道アララギ」を創刊・主催、昭和9年(1934年)からはアララギ北海道歌会を開催した。同会での活動や歌集「たらちね」、「忍冬草」 を刊行するなど、函館歌壇の発展に尽くし、昭和44年(1969年)には函館市文化賞を受賞した。
■参考文献 「いしぶみ」西部編(函館市役所土木部公園緑地課 1982年)、『文化賞に輝く人びと』(函館文化会 1981年)、『北海道文学大事典』(北海道新聞社 1985年)