■解説
この台座は、3代目峰次郎が詩やいわれを彫った記念碑(塔)を建てようと造ったもので、建立途中で他界したため台座のみとなっている。岩船家では「商売繁盛の今あるのは住民の皆様のおかげ…そのお返しの意味を込めて庭園をつくり無償で解放した。庭石は特殊なものを除きその殆どは近郊の町村の山間河川から購入しその運搬には農閑期の村民や凶漁で苦しむ人達を労役として雇用することが多かった。」という(口伝、昭和22年から38年まで岩船家の庭師であった見晴公園管理人、松倉氏談)
■参考文献
「いしぶみ」(函館市役所土木部公園緑地課 1983年)、「見晴公園」(函館市役所土木部公園緑地課 1986年)