峠下村絵図

トウゲシタムラエズ

安政年間に描かれたと考えられる絵図で、江戸末期の峠下村と大沼・駒ヶ岳が描かれているものである。

大峠(現在の大沼隧道付近)を中心に、上部には大沼地区の様子、下部には峠下村を描き、藤山村・鹿部村・一ノ渡村との境界や、現在失われている字名が明記されているほか、字間の里程も記されている。また、神社・炭窯・庚申塔(塚)など、当時のくらしに関わる建造物が描かれ、彩色により田畑・山林などの土地利用状況も知ることが出来る。

江戸時代における七飯町の様子をうかがい知る資料として重要であることから平成25年に七飯町指定文化財に指定された。現在、七飯町歴史館常設展示室において複写資料を展示している。峠下村絵図

大エリア 七飯町
小エリア
所在地
制作時代 明治
主題時代 明治
カテゴリ 歴史, 生業