青年流汗の碑
セイネンリュウカンノヒ
河川改修工事前の厚沢部川や安野呂川は、増水時には氾濫し、流域に大きな被害を与えてきました。
改修工事を進める大きな力となったのが、昭和37年に創設された「働きつつ学ぶ」一年修業全宿舎制の北海道地方開発青年隊でした。
その宿舎が、本町と日高支庁管内静内町に設けられました。本町には昭和37年(1962)第一期隊員24名を始め、昭和42年(1967)第六期隊員29名まで6年間に延べ168名の隊員が工事に従事しました。厚沢部川の河川改修工事を、技術者として巣立つためのきびしい自己練成の場として勤めあげました。
その尊い姿を讃え「羽ばたく若鷹」を表わしたこの碑が建立されました。
■碑文
由緒
北海道産業開発青年隊が創設されてここに六年
若き隊員が「働きつつ学ぶ」きびしい団体生活のなかに国土の建設と自己の錬成に精進する姿はたのもしくかつ尊いものがある
この壮志と業績をたたえ本碑をゆかりの地厚沢部町に建立するゆえんである
昭和四十二年十月
北海道土木部長 中村聡
北海道地方産業開発青年隊終了隊員一同
昭和37年度第1期修了隊員 24名
昭和38年度第2期修了隊員 25名
昭和39年度第3期修了隊員 30名
昭和40年度第4期修了隊員 30名
昭和41年度第5期修了隊員 30名
昭和42年度第6期修了隊員 29名