乳房檜
ちぶさひのき
川濯神社の左下手にある周囲8メートルのアスナロ檜の大木。
幹に乳房状のコブがあり、これをさすると母乳の出が良くなると言い伝えがあります。
川濯神社の祭神は伊邪那岐命、 伊邪那美命、瀬織津姫命の三柱の生産・生殖を司る神であり、古くより女性講中によって祭礼が行われてきました。
十年に一回五月の母の日に伝統的な女性による祭礼が行われており、 道南風物詩の一つにもなっています。
■観光説明板
乳房檜記念保護樹木
ヒノキは古くから各種の用材や庭園樹などとして広く用いられてきましたが、その分布は福島県が北限で本道のヒノキは植栽されたものです。
明応元年、福島大神宮が再建されましたが、この樹木はその当時神木として奉植されたものといわれ、母体安全、子孫繁栄などの祈りが込められており、松前藩四代目藩主の奥方も祈願したことがあると伝えられています。
昭和48年3月30日指定 北海道