■碑文
(正面刻字)
獻燈
(向かって左裏面)
函館市長坂本森一
(向かって右裏面)
昭和十一年 宮本武之助
■解説
1936(昭和11)年、当時の函館市長坂本森一と実業家で函館区会議員、函館商工会議所議員などを歴任した宮本武之助が建立したもの。
宮本武之助は、招魂社(現在の函館護国神社)に官軍に祀られるはすでに招魂社に祀られたのに対し、朝敵の誤解は受けたが主君に奉じた将士を、荒涼なこの地に置くのは現代人の道ではないとして、自ら先頭に立って碧血碑の手入れに尽力した。
■参考文献
「いしぶみ」西部編(函館市役所土木部公園緑地課 1982年)、「函館ゆかりの人物伝 宮本武之助」