■解説
見晴公園内にある一の池のコンクリート橋の手前の築山にあり、公園のほぼ中央に位置する。春日灯籠または春日形灯籠の形式を指し、その形式のおもな特長といえば、笠は大きくなく、全体的に高さがあり、火袋は六角または四角で、二方に雌雄の鹿を刻み、他の二方に雲形に日月を浮き彫りにしたものである。函館公園内にも明治11年に浅田清次郎が寄附した春日灯籠がある。
見晴公園内の春日灯籠の方には中台の部分には十二支の彫刻が施されている。
■参考文献
「いしぶみ」(函館市役所土木部公園緑地課 1983年)、「見晴公園」(函館市役所土木部公園緑地課 1986年)