上國寺本堂ジョウコクジホンドウ 上國寺は、松前藩初代慶広が祖先の武田信広(勝山館初代館主)の菩提を弔うため、永禄年間(1558~70)に開創したと伝えられています。 現在の本堂は、内陣(ないじん)天井の支輪(しりん)に「宝暦八寅年(ほうれきはちとらどし)」の墨書があることから、宝暦8(1758)年に建立とされています。また、現存する寺院建築の建物として北海道で最も古いとされていることから、国指定重要文化財になっています。当初は真言宗だったが、江戸時代中期より、浄土宗に改宗しています。