■解説
アイヌ名イカシパは弘化4(1847)年、この落部の地で誕生しました。
明治22(1869)年には、22歳の若さにして落部コタンの長となり、明治33(1900)年に、皇太子殿下(後の大正天皇)の結婚を奉祝し、子熊2頭を献上し、感謝の証として御所の松ほか多くの御下賜品を受けました。
明治35(1902)年1月、青森歩兵第5連隊八甲田山行軍訓練での遭難事件でアイヌ民族捜索隊を編成し、目覚ましい活躍をされました。
大正8(1919)年、73歳で黒松内町の地にて没しました。
2010(平成22)年製作・設置「辨開凧次郎」研究会
■参考文献
2010(平成22)年製作・設置「辨開凧次郎」研究会