龍神石リュウジンイシ 高さ85cm、幅38cm。三ツ谷(みつや)集落北側の崖上南西側斜面にある。 正式には八大龍王神といい、漁民にとって大漁を祈願する神である。 急崖地急斜面に位置するためか現在では行われていないが、高齢者からの聞き取りによるとかつてはかつては鯡(ニシン)漁が始まるころにこの岩肌へ「おしとぎ(生米を搗いて水を混ぜたもの・鯡白子の代わりだった模様)」を塗り付けて大漁を願う龍神講が行われたという。なお、いつごろ建立されたかは定かではない。 ■参考文献乙部町史(2001)下巻 P593